アワードで知る、海外向けIRのトレンド

私たちa2mediaでは、海外向けIRのトレンドをつかむために、海外でのアワード受賞作品を、社内の勉強会などで閲覧・検討しています。今回はその中で、参考にしているアワードについて 、いくつかご紹介いたします。

 

◆ Building Public Trust Awards (BPTA)

https://www.pwc.co.uk/build-public-trust/the-building-public-trust-in-corporate-reporting-awards.html

[主催] PwC UK(イギリス)

エンロン事件やワールドコム事件を受けて、公正な報告を目指して設立されたアワードです。企業活動を通じての社会への貢献や、公共の信頼を考慮するなど、変化する社会情勢にも適応してきています。企業報告部門ではFTSE350銘柄が審査対象となっています(「人材」についてのみ対象はFTSE100銘柄)。

なかでも、「人財 管理」human capital managementや「雇用の実践」employment practiceを評価する人材部門などが興味深いです。大手監査法人主催ということもあり、税金部門も。国際的な租税回避に対する規制強化の流れを受け、こういった項目も今後は注目されてくることと思われます。

このアワードの経験などに基づき、FTSE350銘柄のアニュアルレポートについて、トレンドをまとめた記事をこちらで読むことができます。
https://www.pwc.co.uk/services/audit-assurance/insights/ftse-350-reporting-trends-.html

 

◆ ARC Awards

http://www.mercommawards.com/arc/awardWinners/categoryWinners.htm

[主催] MerComm, Inc.(アメリカ)

細分化されたカテゴリ毎にアニュアルレポートを評価するアワードです。社長メッセージ部門や、情報を視覚的に伝えるインフォグラフィックス部門など、ちょっと変わった賞もあり、各賞も産業分野ごとに細かく分類されています。

個別のアワードではないですが、国際統合報告評議会(IIRC)が運営するデータベースサイト上では、各国の表彰を受けた統合報告書の事例集を確認することができます。

IIRC、Black Sun(イギリス)

http://examples.integratedreporting.org/recognized_reports

 

こういったアワードから、海外投資家やステークホルダーが注視している項目について傾向を知るとともに、アワード選考委員の問題意識から、今後のIRにおける重視項目なども探っていきたいと考えています。

海外向けに、日本企業の企業価値や投資優位性を訴えていくために、英文アイテムを制作する流れは一般的になりつつあります。海外向けIRツールを制作される際には、ご参考にされてみてはいかがでしょうか。

 

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