「いい感じ」を伝える。

左脳には論理的な事柄を司る機能、右脳には感性・感覚を司る機能があると言われています。

本来IRツールは、データあるいは論理的な文章など読者の左脳に響く情報がメインだと思います。

すこし乱暴な言い方ですが「読みたい人に伝われば良い」というのがIRツールの必要要件であったと言えるでしょう。

しかし、冊子をパッと開いた時に「良さそうな会社だな」と感じていただく、いわば右脳に響く工夫がIRツールにも必要だと私たちは考えています。話題の企業に焦点を当てたドキュメントなどを見た際に、その会社の業績等とは一線を画す情報として、その企業の「社風」や「気質」に好印象を持つ方も多いのではないでしょうか。

私たちはそんな感覚をIRツールからも読者が感じられる様にしたいと思っています。熱いまなざしで語る社長や生き生きと働く従業員の写真、効果的なキャッチコピーやビジュアルワークなど、読者の直感に響くツールづくりのためにできることは様々です。

a2mediaには、広告のデザイナーやコピーライター、雑誌の編集といったIRのフィールド以外でも活躍してきた様々なディレクターがいます。「IR」に縛られず、PRの目線などコーポレートコミュニケーションの広い視点から、ステークホルダーとの対話をより良いものにできるよう日々知恵を絞っています。

【コラム 株主通信1】株主通信をつくる意味

ほとんどのみなさまは「今さら」と思われるでしょうが、今回はIR(投資家向け広報)のお話です。

株式会社には「株主」がいます。「株主」はその会社の運営資金を出資している人たちです。そして、その会社の最高意思決定機関である株主総会で発言する権利をもち、議案に対する議決権をもっています。

つまり、株式会社にとって「株主」は、その会社の経営に対して意見できる存在です。そこで、株式会社としては、株主の方々に対して、普段の事業活動を報告し、今後の事業方針を説明し、配当方針を示すなどして、経営方針に賛同していただき、引き続き出資していただけるように株主の方々の理解を得る必要があります。

そのための活動がIR(アイ・アール Investor Relations/投資家向け広報)と呼ばれるものです。具体的には「企業が株主や投資家に対し、財務状況など投資の判断に必要な情報を提供していく活動」ということができます。

そのIRにおいて、株主通信は実は重要な位置づけのツールです。なぜなら、定期的に全株主の手許に届けられる冊子であるため、最新の活動状況を株主の方々にお知らせできるツールであり、しかも法令の縛りがないため企業活動の報告や宣伝を自分たちの伝えたいように制作できるものだからです。

株主通信は、企業活動をわかりやすく伝えることが求められています。その「わかりやすく伝えるお手伝い」をするのが、私たちのようなIRコミュニケーション支援会社です。

次回は、「わかりやすさの追求」について考えたいと思います。